IT革命はこの地から

松山市では、「松山市情報化アクションプランⅢ」を策定し、さまざまな情報化施策を展開しているところである。
今後、地域における情報化を推進し、「IT都市まつやま」を確立するためには、優秀なIT人材を早期育成し、IT関連企業への就職や起業を促進する必要がある。
また、地元商店街は、松山市の中心商店街の中でも最もターミナル駅近くに立地しており、通行客や買い物客も比較的多い。
それでも近年は、通行量こそ大きく激減はしていないが、学生や通勤者の単なる通過道路となりはじめ、空き店舗も目につくようになっている。
それでも、行政の補助を得て立ち上げた商店街モールは存在していたが、補助金なしで立ち上げた商店街モールというのは、あまりなかったように思う。
商店街の有志数人で、生き残り策の一つとして実利を求めてネット通販を計画したが、特別な知識があったわけではなく、周囲にもなかなか理解を得られなかった。
それで、商店街事務所に負担をかけず、できるだけ経費をかけない方法を模索した結果、楽天のシステムを利用した出店を決めた。
まず、手探りの状態で出店したが、やはり簡単に売れるものではなく、初年度は月平均30万円ほどだった。
ここで、「松山銀天街」楽天市場の運営についてご説明いたします。
個店ではなく商店街で参加するのは、現実の商店街がネット上でバーチャルに再現できると面白い、というのが原点。
さらに一番のメリットは、楽天へのシステム利用料を参加店が分担することによって、安い費用でネット通販に参画できること。
それでも、商店街内の全店に門戸を開いているが、参加店は15店ほどにとどまっている。
基本的には、商店街事務所は商品の出荷場所やお客様からの問い合わせ・連絡場所となっているだけで、直接的な運営や経費負担はしていない。
デメリットの一つとして、楽天の経費や売り上げの各店への配分などの事務取りまとめが煩雑となるが、それは有志が無料で行っている。
各店に対して、ページ作りや商品登録の方法について指導はするが、在庫管理や商品発送は自店の責任で行うことを原則としている。
ただ、現実には各店のネット通販に対する取り組み方には〝温度差〟があるので、間に入ってフォローする必要が多々あり、誰かの犠牲的精神が必要となる。
ネット通販を実際にやってみると、そんなに特異な世界ではなく、普通の商売の延長線上にあるということを学んだ。
やはり、日常の丁寧な活動と誠意のある対応、商品のわかりやすい説明、売れ筋商品の把握などは必要である。
ネット上では、お客様にとっては本音や疑問を言いやすい状況なので、逆に実際の商売の参考になる場合もあるのはプラス面だと言える。
一方、競合店が価格を下げたためか、それまで良く売れていた商品が突然売れなくなるなどシビアな一面もある。
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